
「開く」と「咲く」の圧倒的な違い
まずはこちらをご覧ください。THE ROSE/100本のバラ専門店で取り扱うバラです。入荷してから1週間ほど経過しています。 いつまで眺めていても飽きない、息をのむほどの美しさです。高貴な色とあいまって豊かな花びらの重なりが生む深みと咲き姿の色気がありますね。 それはこのバラが「咲いて」いるから。後ほどその意味をご説明しますね。 一般的にはバラを含め多くの花が「つぼみ」の状態で出荷されます。少し極端ですが下記画像のような感じですね。↓↓↓ このくらいの状態で店頭に並んでいるのを見たことがある方もいるでしょう。 「花はつぼみから飾る方がもつ」と信じている方もいます。しかしそれは違います。理由を説明していきますね。まず、つぼみの状態のお花はまだエネルギーを十分に貯め切れていないものが多い。若すぎる わけですね。これは花びらを成長させ「開く」ことで精一杯の状態。そこから自己を表現する余裕がありません。経験と準備が十分でないのにステージに立ってしまった演者さんのようなイメージですね。 一方しっかり時間をかけ、お花にエネルギーが蓄えられてから出荷するものは「バラ本来の美しさで咲く」のです。 花びらは反り返るほど力強く、誇らしく自信たっぷりに広がっていきます。咲くにつれ、つぼみの頃とはまるで別の花のような色気を感じさせてくれるのです。ここまでですでにお察しいただけているかと思いますが、 THE ROSEが仕入れるのはもちろん「咲く」バラのみ。 より良いものを追及し学べば学ぶほど譲れないコダワリは増えていくものですね。